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ゴーンゴーンと、この学校特有のベルが学校中に鳴り響くなか、あたしは担任の先生の後ろについて廊下を歩いていた。 「ちょっと待っててね。」 教室の前に来ると、先生は人の良さそうな笑顔でそう言った。 人の前に出ることは、あまり好きではないあたしは、緊張しすぎて顔が強張るのがわかる。 「西園さん、入ってきて。」 そう教室の中にいる先生に言われてあたしは、小さく頷き教室の中に入った。 、
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