ぼくのハッピーエンド

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カチッ カチッ 少しずつ伸びる刃 鈍い光を放ってる それを最大限まで外に押し出す 刃を手首にあてがった また大倉は泣いてくれるかな もうやめろって抱きしめてくれるかな ふふっ カッターをひいた ぼくの血が手首を赤く染める じわり、広がって滲む ベッドにも既に小さな血の池 汚くて吐きそう 古傷も開いて真っ赤 しかも少しクラクラする それは血が抜けたせい? 大倉を愛したせい? きっと後者やな そのせいで死ねるのはハッピーエンド  
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