291人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
ただ1つだけ確かなことがある
このもしもが本当やったとき俺は
「亮ちゃんを嫌いになるやろうな」
にっこりと、そう言った
目の前には焦る恋人が
「ちょ、冗談やで?」
なんてわかってることを言い出す
俺、愛されてるなあ
なんて耽るのは日曜やから?
急いで話を変える亮ちゃんが可愛い
けど、まだまだ疑問は残る
なにをイライラしてたん?
結局、求めてた答えは何?
気になると止まらへん
けど蒸し返すのも億劫
死ぬまでに聞ければいいかな、なんて
自己完結して再び恋人の話に耳を傾けた
-
最初のコメントを投稿しよう!