ものほしげな女

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涼子は、サンセットを連想させる綺麗なカクテルを飲みながら カウンター席で バーテンダーと話ていた。 「おまたせ。」 そう言って、涼子の両隣に 萌夏と莉沙も座った。 「綺麗なカクテルね。オリジナル?」 萌夏が聞いた 「はい。新作です。」 バーテンダーが笑顔で答えた 「美味しそう!私も、それ。」 莉沙が、言った 「じゃあ、私も。 」 その時、萌夏はポンッと肩を叩かれた… 「萌夏、久しぶり。」 声をかけてきた男は、髪も着ている服も派手めに決めていて いかにも、遊んでる風だった。 「連‥!」 萌夏は驚いて、目を見開いた。 「よぅ。元気だったか?」 「元気だったか?って… 急にいなくなってぇ、どうしてたのよ!?」 「わりぃ、わりぃ。 あっ、借りてた金さぁ、ちゃんと利子つけて返すから。」 「なによ、利子って。 友達とつくるって言ってた、古着の店は? うまくいってるの?」 「まぁな。」 「連‥ほんとに、ちゃんと…」 「うっせぇな! 彼女みたいな口、きくなよ。」 吐き捨てるような大きな声が響いた。
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