科学都市

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「そんなことは聞いてないの。助けるか助けないかを聞いているの!」 今度はちょっとイライラしながらの質問をしてきた。 「分かった。助けてやる。だけど、何をすれば良いんだ?飯でも奢れば良いのか?」 仕方ない。 こうなったら、掴まったのが運の尽きみたいだな。 俺はため息をつきながら、少女に質問をする。 「まずは、私をお腹一杯にしなさい」 胸を張り堂々とする少女。 「コンビニで良いか?」 見知らぬ少女にカツアゲされる少年。 その映像は王様と歩兵のような光景だった。
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