科学都市

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『ありゃとうございました』 コンビニを出ると、待ちわびていたかのように袋に飛び付く少女。 バシッ!! 「ありがとう。まさか本当に助けてもらえるなんて」 少女はニコニコしながら、こちらを見ている。 「そうかい。今度は倒れないように気を付けろよ」 桜花は、少女に挨拶をすると、立ち上がり学園に向かおうとしていた。 「ちょっと待って!!」 「?」 少女に呼び止められる。 「まだ何か用か?」 俺は嫌そうな顔を隠し少女に質問をする。 「助けて貰ったお礼に、何かしてあげる」 「勘弁して下さい」 その時間僅か3秒………。 俺は、嫌な予感を察知し、即答で断った。
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