科学都市

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ガラガラ………………。 「遅れました………………」 俺は、怒られるのを覚悟で正面から入った。 「良い度胸だね。三上君は確か科学の単位が足りないんだっけ?」 「は、はい………………」 よりにもよって、先生が美弥子先生だったとは………………。 「はいじゃねぇよ。何で遅れたんだ?」 美弥子先生はチョークを持ちながら、今にも投げそうな感じで、こちらを見ている。 「えっとですね。話すと長くなるんですけど、小さい少女に捕まって、ご飯を食べてました」 まぁ、こう言うしかないだろう。実際の話しをしてるわけだしな。
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