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校舎の近くで誰か立ち話をしている
中等部の先生とこの村人で権力を持つブラック婦人だ
姉がつまらなそうに呟く
「あそこの娘さん国軍の指揮隊に配属になるみたい。それで編入届け出しに来たついでに自慢話」
この国では軍に配属される事は大変名誉事で、しかも指揮隊と言えば大層エリートコースなのである
そしてそのエリートに似つかわしくない肥えた少年が腰巻きを二人両手側に添わせ、近寄ってきた。
少年の同級生でこのエリートの弟である
対抗線からにやつきながら近付き、肩で少年を突き飛ばした
「何すんのよ!!」怒る姉を制止し、立ち上がりながら埃を払う
「あの…慣れてるから」
その態度が姉をさらに奮起させた
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