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たどり着いた先は高いビル。
夜中なだけあって、電気はついていない。
ここの最上階に、獲物はいる。
「手早く仕留めるか…」
そうと決まれば早速行動だ。
裏口から入り、監視カメラを避けながら侵入。
結構監視が甘い。
私だからかもしれないけど…
そんなことを考えている内に、目的地はもうすぐそこ。
『…ー!!ーー!?』
中から声が聞こえる。
電話でもめているのか、声が荒れていた。
まぁ、今の私には関係ない。
どうせ死ぬ命。
いつ奪ったって変わりはしないだろう。
私はゆっくりと、獲物のいる部屋へと足を踏み入れた。
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