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『こ、殺すだと…バカな!そんなことできるわけが…』
男が言い終わる前に、常備していた“黒いそれ”を取り出し、男に向ける。
『ヒッ!!』
「私はある奴から頼まれて、お前を殺しに来た」
『俺を殺す…?だ、誰がそんな!』
「それは企業秘密だ」
『な、何でだよ!俺はこれからなんだぞ?彼女とだって……い、嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!』
「…」
『お、お願いだ!た、助けてくれ!俺はまだ死にたくない…嫌だ、まだ死にたくない!』
私にしがみつきながら叫ぶ男。
あぁ、この感じが嫌いじゃない私がいる。
情の無い私は、本当に最低だ。
そろそろ、かな。
「それは出来ない。これは、お前の運命だ。恨むなら自分を恨め」
私は、しがみつく男に再び銃を向ける。
大丈夫、苦しめたりはしない。
一瞬で楽にしてやる。
これは保証する。
なんせ、ボスのお墨付きだからね…
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