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客観side
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「はぁ、今日も私は…“汚れた”」
彼女は言う。
汚れたと…
見た目からには分からない。
どちらかと言えば、凄く綺麗な容姿。
所謂、美人なわけで汚れとはほど遠かった。
そんな彼女のどこが汚れているのか。
それは彼女にしか分からない。
でも、1つだけ違和感がある。
明らかに、彼女には………“闇”がある。
しばらく彼女は俯いていたが、携帯を取り出し電話を掛ける。
「…ボス。任務は無事、完了しました。はい、問題は無い。後処理はよろしく」
手早く電話を終えた彼女は、再び俯いた。
そしてふと、空を見た。
そこには綺麗な“天の川”
彼女は言う
「綺麗…」
その顔は、とても複雑で…苦しみに溢れていた。
今にも消えてしまいそうな彼女。
そんな彼女は歩きだす。
前へ前へと、ゆっくり。
するとそこに、彼女の運命を変える“不良達”がいた。
客観side -end-
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