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ある朝、いつも通り電車に乗り出勤して、駅の自販機で缶コーヒーを買おうとしたら、自販機の横で、下を向いたまましゃがんでる女性がいた。
俺は気になり声をかけた。
俺)『君、そこで何しとるん?何かあったん?』
女性)『………』
何も返事が無い…。
よく見ると、肩を震わせてるように見えた。
俺)『ねえ、もしかして泣いとるん?』
女性)『………』
またしても返事が無い。
気になりながらも、出社時間が迫ってきた俺は、仕方なくその場を後にした。
そして会社に着き、いつも通り仕事をしていた。
朝の女性の事が気になりつつも、パソコンに向かってる俺。
智也)『お~い和也。休憩ど~。』
いつもの時間のいつもの声。
俺は智也に朝の事を言ってみた。
智也)『で、結局理由は分からずか~。ていうか、その女性、ホンマに泣きよったん?』
俺)『顔を見てないけぇ、ハッキリとは分からんかったけど、たぶん泣きよったと思う。』
智也)『まあ、お前が何かしたワケじゃないんやから、あまり気にするような事じゃ無いやろう~。』
俺)『それはそうなんやけど、なんとなく気になっての…。』
そんな話をしていた時、女性の人が俺達に声をかけてきた。
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