屯所

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二人が驚いていると、沖田はあっと思い出したように声をだす 『でも頭の方は保証しません★』 『ケンカうってるんですか?』 『で、宝さんに試験受けさせたらどうです?』 沖田さん、いや沖田には耳の機能がないんでしょうか? いっそのこと、その口ごと機能を失えばいいのに← 宝は無表情でそんな事を考える 『試験か!そうだな、それがいい。坊や、君を隊士にするかは試験をみてから決める。勿論、嫌なら断ってくれてもいいが、受けるかい?』 『入隊試験ですか。やります殺ります』 後半、宝には不穏な言葉が混じっていたが、そんな事とは知らず近藤は笑顔で『それは良かった』と言い、道場に向かうように土方にいった 近藤に言われ、土方は機嫌が悪そうに頭をガシガシとかく 『ハァまぢかよ…、おいお前!ついてこい!』 そう言うと土方は廊下に出ていった 命令口調ですか 土方のくせに まあいいです、後でぶちのめしますから← そして宝は微かに妖しい笑みを溢す 土方位の相手にはこの能力なしでカタをつけますか そんな事を考えながら土方の後を決して急がずについていった
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