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「…………レン、ありがとう……」 “短い恋をさせてくれて、ありがとう” リンはそう言うと、にっこり微笑んだ。 「……リン……」 レンの口がそう動いた後、まだ何か言っているようだったが、リンには聞こえず、伝わらなかった。 “ いすき よ” その部分だけ伝わるのだった。 「………私は生まれてこなければ良かった! 子供として扱ってほしかった! これが私の犯した罪の分の苦しみならば、耐えてみせる! こんなの、今までに比べたら幸せだーーーー!!!」 そう叫ぶと、リンの体を包んだ炎は、リンの命を奪い取った───
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