ある日
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「………名前?」 「うん。 名前はなんていうの?」 「……………リン。」 「リンって言うんだね。 僕はレン!! よろしくね。」 客……否、レンはまた笑顔で言う。 「……名前が似てるのね。」 「そうだね!! 髪も似てるよね。」 髪までは見えなかった。 リンは黄髪なので、レンも黄髪なのだろうかと考えた。 それが、とても淡く小さな恋が芽生えた瞬間だった。
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