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二つの噂…もうお分かりかと思うが
一つ、遊女の怨みを叶える怨み屋
二つ、美しく色気のある遊女…叉桜
最近はこの二つの噂島原だけでわなく
京の人に知れ渡るほど有名な噂である
男は怨み屋を恐れる
男は叉桜にたいし興味と欲に溺れる
女は怨み屋に好きな人を殺されないよう祈り
女は叉桜にたいして憧れと妬みを募らせる…
いろいろな人から注目を浴びる遊女叉桜を神はずっと見続けていた…
彼女には深く暗い闇が支配している…そんな彼女を幸せにしてあげたいと我が子を見るような暖かい目で神は見ている。
【さぁ…悲しき駕籠の中の鳥よ…
歴史の歯車狂わせる………
代償に…幸せを…見つけよ…自分の力で…】
そう言うと神の周りが光始めました。
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