72人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
可愛らしい遊女が人気の無い暗い場所にいた。
そこへ静かに黒い布で顔を隠された女性が近づくと
可愛らしい遊女が
「あんたが怨みやどすか?」
と聞くと黒い布で顔を隠された女性が
『あぁ…私が怨み屋…
そなたの怨み聞こうか…?…』
と答えると遊女は緊張した面持ちで
「旦那はんを
甘味処の櫻屋はんの旦那はんを
殺して欲しい!!
うち…うち旦那はんに
弄ばれたんや!!」
と泣きながら言うと女性は
『あい、わかった…
だが、代償…普通は先に頂くが
今回は後に頂くとしよう…』
と言うと遊女は不思議そうにしながらこっくりと頷く、
それを見た女性は踵を返すと
来たときのように静かに消えていった…
最初のコメントを投稿しよう!