そのいち!

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もしかして、この制服は! 「白木学院の制服ですよねっ?!」 「えっ?…まぁ、そうだけど…。」 「ぃよっしゃァアアア!」 いきなりガッツポーズをした僕に驚いたのか男は肩をびくりとさせる。 そんな姿さえも様になっている。 憧れてたんですよ!この学校に入ることが! と喋ろうとしたとき。 『離れて!その人から離れるんだ!』 頭のなかに声が鳴り響いた。 「っえ…?」 『早く!人けのないところにっ!はーやーくぅ!』 「は、はい…」 凄い剣幕だ。つい返事をしてしまった。 「え?どうし…」 いきなり独り言を呟く僕に対して男は困惑した表情を浮かべる。 「ごめんなさい!また今度!」 「え、ちょっ?!」 凄まじい勢いで走り出す。ヤバい、超身軽! _
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