事件は突然に。

3/4
前へ
/98ページ
次へ
僕は毎日ここに訪れ、叫び、のたうち回って帰って行く。 不審者以外の何者でもない。 仕方がないのだ! 僕が女であるばかりに、この学園には一歩も入れやしない。 他の小説では、男装して入学する手もある。が! 僕がデブなばっかりに、胸にも余分な肉が付いてやがる。 これじゃあ胸が目立ってしょうがない。 BLのためならなんでもしてみせるとでも言いたいが、これだけは……無理。 今日もいつもと同じように帰路につく。 しかし丁度横断歩道にある青信号が点滅し、信号に引っかかってしまった。 ………ファック!! _
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!

187人が本棚に入れています
本棚に追加