突然すぎる。

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此処は、どこだろうか。 やけにふわふわしたような感覚で、どうも不安定で立つことすらできない。 もしかしてここが天国なのだろうか? 死んだのかな……? 「ぱかぱかぱーん、おめでとうございます。あなたはとても運がよろしい。」 突然背後から声がした。聞き心地の良いアルト。 ゆっくりと振り向く。 「あなたは選ばれたのです。どうですか?気分は。」 「いや…あの…」 誰だろう? ……天使っぽい… 「それにしても醜い。とても醜いですよ、あなた。 どうしてそんなに醜い死に方したのです。」 天使らしき人物(?)は顔をしかめ、どこから出したのか鏡を取り出す。 黙って覗き込んだ。 「げぇっ」 グロい。とてもグロテスクじゃないか! グチャグチャだ、気持ち悪い。 _
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