突然すぎる。

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「なんでこんなっ……?!」 自分の頬らしきところに触れる。 ぐちょり、という音とともに赤く染まった指が頬にめり込んだ。 不思議と痛みはない。 「ヒッ!」 「あーあ、あんまいじらない方がいいよ。」 天使は愉しそうに笑う。 「な、に…これ?!どうなって…」 頬から指を引き抜く。 気持ち悪い。 「あはは、あれはなんともおぞましい。大型ダンプに何メートル引きずられたんだろうね?」 「だからってなんでこんな……!!」 「自分から飛び込んだんでしょ?その醜い姿が君の生前の姿だ。 ……あ、話が大分逸れたね。願い事は何?」 天使が微笑む。 「僕は…… 綺麗になりたい。こんな醜い姿は嫌。綺麗になって生まれ変わって、そして………」 そして? ……そうだ、僕は腐女子だ。それだけは忘れてはいけないのだ! 「白木学院に編入するッ!!!」 拝ませてもらう。 生BL!!!! _
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