第1章

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そいつは大剣を地に突き刺して脅し、低い声で言った。   「死にたくないなら、どけ」   しかし、少女は従わなかった。それどころか、長剣を構えながら言い返した。   「お前らみたいな魔剣使いを、街に入れてたまるか!」   そう…男達は魔剣を持っていた、全員。   「交渉決裂だな…殺せ」   男が命令すると、手前にいた男三人が少女に斬りかかった。だが、少女も少女だ。伊達に街を守ろうとしているわけではない。襲いかかる三本の剣を避けていく。
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