第1章

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魔剣の強さは使い手の意志の強さでもある。意志が弱いのか、手前側にいた男の剣は簡単に砕けた。砕けた剣は光に帰し、少女の左手に吸い込まれた。   「ぐわっ……」   「まず一人っ!」   続けて一人、もう一人と剣を砕き、一旦距離を置いた。   「同じようになりたくなければ、今すぐ立ち去れ。そして街に近づくな!」   そう言って脅してみせた。だが…奥の男には何の意味も無かった。
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