第二章 Re:スタート&ゴール?

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俺の気持ちがどこにあるんか。 それがはっきり解かってしまった。 誰のことを思い始めているのか…。 「爽、話ってなに?」 「あのさ、お前にお願いがあるんだ。」 「?」 「俺と別れてください。」 その言葉を聞いて、涙をこらえた凛子が答える。 「えっ?なんで…急に。」 「急じゃない。前から思ってたことなんだ。」 「私、何か悪いことした?」 そう、爽の腕を掴みながら凛子が聞くと 「してない。悪いのは俺。」 「じゃあ、なんで?私、別れないよ?」 「別れて。俺、もうお前を好きじゃない。他に好きな人できたから。」 「別れない…絶対。」 「聞いて?俺の話…。」 「いや!聞きたくない!」 そういうと、凛子は爽に背を向け走り出した。 「おい、ちょっ、待てって!」
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