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凛子はそのまま、どこかへ行ってしまった。
俺が好きなんは、もう凛子ちゃう。
別なところにあんねん…。
ちゃんと、あいつを落とすには、まずは俺がしっかりせんと。
凛子と終わらせなあかんねん。
そうじゃないと、恋愛が怖いと思ってるあいつは、絶対に振り向かない。
俺は、優里が好きや。
そして、爽はすぐに優里へとメールを出した。
“To優里 Fr爽 このままやとアカンと思う。優里にも、凛子にも。けじめつける事にした。けじめつくまでは、優里にメールも電話もせえへん。大学でも会わん。だから、それまで俺を待っててくれへん?優里を好きな気持は、嘘ちゃうから。”
男としてのけじめ。
彼女にも悪いし、優里にも悪い。
こんな、中途半端なんはアカンと思う。
だから、けじめはつける。
凛子と別れるっていうけじめ…。
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