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けじめをつけるまでは、連絡もしないと言った爽くんからは、メールもなければ電話もない。
学校でも顔を合わせない。
そんな日が、2週間続き、3週間になろうとしていたある日、たっくんから突然言われた一言。
『俺は、優里の事好きやで。爽みたいに好きになりそうとかじゃなく、俺は優里が好きやから。考えといて。俺か…爽か…。』
まさか、たっくんからも言われると思っていなかった。
たっくんから告白されたその日、爽くんからメールが来た。
“To優里 Fr爽 元気か?やっとけじめついた。これで、優里を好きって堂々と言えるわ(笑)んで、拓海から聞いたで、告白のこと。優里の好きにしたらええと思う。俺かたっくんどっちを選ぶかは。ほな、明日大学で”
どっちかなんて、私には選べなかった。
爽くんも、たっくんも私にとっては、とても大事な人。
どっちかなんて無理だ。
二人とも大事だし大好きだし、なによりも、今の私にとって恋愛は怖い事、どちらかと恋愛することもできるとは思えなかった。
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