一章

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「土方さん、皺寄ってますよ?」 眉間をトントンと指しながら楽しげな総司。 「誰のせいだと思ってんだ」 「あはは、誰でしょうね~?」 目に力を込めて睨んでみたが、総司には効果は無かった。 かゆくも無い頭をガシガシと掻いたその時、 「ん・・・」 柔らかい呻きが聞こえた。 二人の視線が声のしたほうを見ると、ゆっくり瞼が開かれるところだった。
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