一章

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「突然飛び起きちゃ駄目ですよー。 桜の木の下に倒れていたんで保護したのですが、覚えてますか?」 「・・・・・・・」 無言で首を振る。 (桜の木の下?なんで??) 必死に記憶を辿ってみる。 愁ちゃんに妹だって言われて、泣きそうになったから走って逃げて・・・・ 「・・・あ!!」 「何か思い出しました?」 「階段から落ちた、はず?なんだけど、、、どこも痛くない・・・なんでだろ」 自分でもわからない状況を上手く説明することなど当然出来ないまま舞香は首をかしげていた。
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