一章

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嘘ついても見抜いてやるとばかりに睨みつけてくる。 (わぁー、目力つよー・・・) 見惚れたままボーっとしている舞香。 「プッ・・・クスクスッ・・・あははははは」 「笑うな総司」 「そんなこと言われても土方さん・・・鬼に睨まれてるのに、この子大物ですよー」 不機嫌な土方に、相変わらずクスクスと笑ったままの沖田。 「・・・舞香。私の名前は、四之宮舞香(シノミヤ マイカ) 見たまんま日本人だよ。」 沈黙を破ったのは舞香だった。 とにかく知ってることは全部話そうと決めた。 「舞香ちゃんかー、いい名前だね」
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