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(・・・自慢のい・も・う・と・・)
「妹、妹って・・・
いつまでも子ども扱いしないで!」
力いっぱい強がってみたけど、目の奥がつーんとする感覚に襲われた。
愁ちゃんに泣き顔を見られたくなくて、顔を背けたまま立ち上がる。
「妹にしか見れないなら、もう優しくしないで・・・」
返事を聞くのも顔を見るのも怖くて、ただその場を離れたくて小走りに石段へと向かい、いつもならゆっくり降りる階段を今日は勢いのまま走り降りる。
(・・・あっっ!!)
勢いがつきすぎて踏み外したのか、階段に引っかかったのか・・・気づいたときには自分の体がバランスを崩して落下しているのがわかった。
「キャーーーー!!」
落ちる恐怖と来るべき痛みに目をギュッと堅く瞑った私はそのまま意識を手放した。
遠くで愁ちゃんが呼んでる声が聞こえたような、気が、、、した・・・。
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