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「・・・さん、ちょっと来てください」
「んだよ、うるせぇなぁ。・・・俺は忙しいんだって。」
「いいから、早く!」
「ったく、わかったから引っ張るな・・・」
促されるまま渋々後について行った先はこいつの部屋。
(移動するだけなら俺の部屋でも良かったんじゃねーか?)
文句を言いかけた俺だったが、部屋の中を見た途端固まった。
中央には布団が敷かれ、人が寝かされていた。
綺麗な黒髪と白い肌、ほんのり色づく唇が妙に艶っぽい。
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