一章

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「なんだよ、、、これ」 「人です」 思わず呟いた俺に部屋の主・沖田総司はニッコリ笑顔で答えた。 「んなのは見りゃわかる。 俺が聞きたいのは、なんでお前の部屋に見知らぬ女が寝てるんだってことだ」 「いい天気だったので壬生寺を散歩してたら、桜の木の下に倒れてたんです。 意識は戻らないし変わった服装だったので運んできました」 言われてみれば、服装が着物ではない。 洋装??異人なのか??? いずれにしても、こいつの目が覚めるまでは何もわからないってことか・・・ (・・・はぁ・・・) 又厄介ごとが増えたことに、頭を抱えたくなる。
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