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「そういうわけにはいかねぇんだよ。」 「・・・もしかして声に出てましたか?」 「おもいっきりな。」 と悪そうに笑う金髪ブリーチの ワイルド系イケメン。 ニヤリ、 イケメンさんは なんと風紀委員長らしい。何の風紀を守るんだ、一体。 「何か言いたそうだが取り敢えず、説明すると 俺ら一般科は、ほとんどが次期社長になる奴ばかりで皆より良い人材が欲しいがっている。そんな俺らにはここの学園は最適なんだよ。知らないかもしれないが服飾科以外にも科学科、情報科、芸術科、等いろんな科がありどこも日本でトップレベルの奴が集まる。だから、俺らはヘッドハン ティングのために見極めたり接触するために同じ校舎になる必要があるってわけだ。」 うーん、金持ちは金持ちで大変なんだな。 高校生のうちから 青春のせの字もないじゃないか。 けど、まだ腑に落ちない点がある。 「何で、俺は捕まった挙げ句気絶させられて連行 されたのでしょう?」 ビクッ とまだ土下座をしてる男は動いて心なしか さっきよりも頭が地面にめり込んだ気がする。 「それは、ほとんどがこのバカのせいなんだが一 応、他の科の生徒は一般科と接触が禁じられてるんだ。 色々、面倒が起きてめんどくさいからな。で、お前がいたところは一般科専用の寮の庭だったんだ。 」 ・・・ん?庭?俺がいたところって森だったよ な。 ・・・うん。何も気づかんかったことにしよう。 世の中って気づかない方がいいことってあるよ な。 てか、それじゃあ今回いくら知らなかったとはいえ、この土下座している人に非はないじゃないか。 急にすんごい罪悪感。だって、この人土下座する必要ない。
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