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そうとなれば、話は早い。
土下座をしている人の前へ行って
俺も土下座をした。
「すいません。最初はあなたが土下座してても自業自得でざまぁみろって思っていたんですけど、
実際の所は只の俺の無知のせいで職務を全うしてたあなたに土下座なんてさせてしまい申し訳ありませんでした。」
そう言い終わって、頭をあげると
いつの間にか、
あっちは顔をあげていて
何故か今にも
泣きそうな顔をしていた。
ズパンッ
不思議そうに見ていたら委員長さんが
物凄い勢いで前のイケメンを叩いた。
「何、黙りこんでやがる!!!
お前も何も悪くないのに簡単に土下座なんてしてんじゃねぇよ。」
「いえ、無知は罪です。俺もここに通うならきちんとこの学園について下調べをしておかなければいけなかったんです。」
そうして、また前のイケメンに謝ろうと、顔をそちらに向けたらさっきまで、泣きそうな顔だったのがもう涙でぐちゃぐちゃになっていた。
え、さっきの委員長の攻撃そんなに痛かったの!!?
「本当にすまない!!俺はお前のような立派な奴に対して取り返しのつかないことをしてしまった!!土下座だけでは、俺の気が済まない!お願いだ、俺のことを好きにしてくれ!!!!」
ちょ、ちょ近い近い近い。てか、あなたクールと見せかけて大分熱血だったのね。てか、やっぱ近い。手握らないで。てか、顔、涙とかでぐちゃぐちゃのくせに、美形は美形のままって神様不公平。てか、ちゃっかり問題発言だからあぁぁぁぁ!!!!!
あまりの出来事に、頭が働かないで、てか、ばかり乱用してるな。とか意味わかんないこと考えていたら、またおもいっきりのいい音がした。
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