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この学園は男も恋愛対象として有り余る思春期の性欲を男同士で慰めあってるとも受付のお兄さんに聞いたけどさ、ここって見た目至上主義なのだから俺、関係なくね?あれ?
「君面白いねー、めっちゃ口に出てるよー。後顔にも出てるよー。今、えっビックリ!俺声に出してた!?て顔してる。」
あ、うん。まさにそう思ってた。
比良波は観察眼鋭い。やっぱり芸術家だからか感性が鋭くて物の本質をよく見ているのだろう。
「確かに此所は見た目至上主義だけど
俺は博愛主義者だから、星夜でも普通にだけるし、まぁ、仲良くなりたいからサービスってやつ?」
「仲良くなりたいなら普通は襲わないから」
どーゆう思考回路なんだろうか。
「だから、星夜は気になるほど見た目悪くないし、なんか色気も出てるから此れから襲われる可能性も高いから、どうせなら経験豊富で顔もまぁまぁで上手い俺がやってあげようかなーと思って」
なるほど、色々おかしいが
俺を気遣ってくれた上での
行動だったのか。
なら、俺も誠意をもって答えなければ
俺は、比良波の肩に手をおき
比良波の足の間に足を入れて
グルッ、ドスッ
思いっきり体を回転させた。
「えっ」
比良波が間抜けな面をしている
きっと、俺もさっきこのような
顔をしていたのだろう。
「気遣い有り難う。しかし、俺は柔道黒帯だ。だから、寝技は得意でこうやって脱出することもできる。心配はご無用だ」
しばらくの沈黙の後。
「アハハ、なんなのその冷静さ!!!
ヒィー!腹痛ーい!!」
いきなり大爆笑し始めた。
俺は今、騎乗位みたいな態勢だから
めっちゃゆさゆさ揺れて楽しいが
コイツ変だ。
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