62人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
旦那の秘密を知ってしまったM子
自分の胸だけに秘めていれば、知らないふりを続けていけば、このまま幸せで居られるのか…
考えた末、M子は旦那と話し合いをした。
非がある旦那は平謝り
別れることもなく、平穏な夫婦生活に戻ると思っていた。
ソウ…ダレモガ…
M子は某コンビニでも働いている
彼女の人柄や勤勉さが認められ、今では店長まで任されている
コンビニというお店の特徴もあって、仕事仲間は当然バイトやパートの若い子が多い
M子は年齢的に少し離れていることもあり、若者たちとはあまり付き合いをしていなかった
そんなある日…
バイトのY君がM子に声をかけた
「今夜、お店終わってから店のみんなと夜、海に行くんすけど、一緒に行きませんか?」
主婦は仕事から帰っても家事や子供の世話などとても忙しい
ましてや、夜遊びに出掛けるなんて旦那に申し訳ない。
しかし、M子の胸に何かが降りてきたのだろう
「せっかくのお誘いだから、行ってみようかな」
今、振り返るとM子に敷かれたもう1本のレールのスタートラインは、この日だったのかもしれない
この日を境に、M子は
密やかに、したたかに、甘い道を走り出した。
最初のコメントを投稿しよう!