イコン戦争

アニメは世界を救う

始めに語っておくが、登場する人物は皆どこか変わっている。よく言えば個性的で、悪く言えば阿呆である。大の大人が「アニメは世界を救う」と提言致す世界なのである。
しかし、読者の皆様に勘違いしてほしくないのは、私がアニメを嫌っているわけではない。むしろ、崇拝している。愛している。己の内にあるありとあらゆる欲望をアニメを鑑賞することに費やしても構わない。堪能したい。なめ回したい。

だが、ここで問題となるのが、TPOというやつである。これはその時場所目的に相応しく行動、或いは、発言をせよ。というものである。
例えば、私が講習の面前で、息を荒くし、ペロペロしたいなどと皆に提案してみても、さっと身を引かれ、目を合わすこともできず、果ては、お巡りさんに自己紹介をするはめになるであろう。