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俺の席は、幸か不幸か秋彦の隣だ。
秋「珍しいな。こんな時間まで寝てたのか?」
京「昨日遅くまでゲームしててさ(笑)」
今秋彦の顔を見るのは辛い。
もう諦めてたことなのに、胸が張り裂けそうだ。
そんな気持ちを隠すように、俺は笑って誤魔化した。
秋「目、腫れてるぞ。泣いたのか?」
そう言って、秋彦は俺の頬に手をそえた。
京「なっ泣けるゲームでさ!アハハ…」
ヤバイ…俺今赤くなってないかな。
先「おーい、新坂と岡田煩いぞ」
京「すんませーん」
秋「何かあったら俺に話せよ?」
秋彦はボソッと俺に囁いた。
何で俺…秋彦が好きになったんだろ。
京「あぁ、そうするよ。ありがとな」
俺になんか、優しくすんなよ。
諦めきれなくなるだろ…。
俺は秋彦にお礼を言って、俯いた。
先「じゃぁ、修学旅行の班決めを放課後するから、帰りまでに班決めとけよ~。」
修学旅行の班決めか…。
どうせ秋彦は華恋ちゃんと同じ班になるだろうし、俺は別の奴と班組むか。
先「それじゃぁ朝のSHR終わり」
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