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秋「なぁ、班決めだけど…」
京「あ、俺佐藤とかと組むから、秋彦は華恋ちゃんと同じ班になりなよ」
秋「でも…」
実は、2年生になったばかりの時に秋彦と約束をしていた。
京『修学旅行は、絶対に同じ班になろうな!!』
秋『あぁ、俺もお前と一緒なら楽しめそうだ』
でも今は、秋彦と一緒にいたくない。
好きだった人と付き合ってる人。
一緒に居れるはずがない。
俺はそんなに、大人じゃない。
京「初めての旅行になるだろ?俺みたいなヤローと居るより、可愛い華恋ちゃんと一緒に居た方がお前だって楽しいだろ?」
言ってる自分が情けなくなってきた。
自分の気持ちもはっきり伝えることが出来ないなんて。
ヤベー…涙が出てきた。
秋「お前…何で泣いて…」
京「何でもねーよ!!ゲームのし過ぎで涙腺が緩んでるだけだ!!」
何でカッコ悪台詞を吐きながら、俺は教室を飛び出して、屋上へ行った。
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