ボンゴレパスタの味
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「ありがとう」 キョウはそう言って、いすに座った。 ミナミは満足げに笑って、もう一方の椅子に腰をかけた。 テーブルには、メニューがおかれていたが、ミナミが、おまかせで、と言ったのでキョウもそうすることにした。 「私、キョウに質問があるの。いいかな?」 ジャズのかかるレストランで、ミナミが口を開いた。 「いいよ」 キョウは笑って、答えた。 マキシ丈スカートが揺れて、ミナミは、椅子から立った。
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