下僕の下僕

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俺は死んだ 5月16日…誕生日だった 蕎麦屋のチャリにひかれ、鉄骨の下敷きになる 何となく、俺らしい最後だと思った 蕎麦はそこまで好きでは無いが、イヤでもない 砕け、弾ける血肉、骨は、良い音と共に舞い 俺は死んだーハズだった 気がつき、瞳を開け、辺りを見渡す ー眩しい… その言葉に尽きる 見えないが、白い部屋だろう かなり広い 女声「やっと、起きたのぉ…」 かなり、古風?な喋りだが、声は高く若い 俺「誰?」 女声「…天使と言ったら、面白いかの?」 俺「ここは、あの世?」 女声「そんなところじゃな」 声は後ろからだ 振り返るが、やはりよく見えない 辛うじて頬杖をかく者を捕らえる
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