はじまり

3/4
前へ
/9ページ
次へ
  普通はここって喜ぶところなんだろうな、って思う。 まぁ学校からの帰り道で待ち伏せしててくれて告白してくれたとか喜ぶべきところだよな、相手が女の子なら。 でも俺は素直に喜べなかった。 だって、告白してきたのは、さらさらの短い黒髪に青目、右目に眼帯、高い身長。それと、近くの名門校の"男子制服"を大胆に着崩したイケメンだったから。 いくら男子校に居るからって男子に告白されたことはまず無い。というか何故この人は俺に告白してきたんだ?ソッチの人なのか? 「……あの、返事を、」 「…お、俺!男には興味無いんで!!」 そう言ってきたこの人に向かって俺はこう言った。そのあとなんか恥ずかしくなってダッシュで家に帰った。 _
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加