悪夢

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「はぁー、疲れた」 「よく言うよ、午後からの授業も全部寝てたくせに」 「学校に来るだけで疲れるんだよ」 いったい、学校に何しに来てるのか疑問になる勇の発言。 ロッカーを開け靴を取り出す二人。 「それに朝からさぁ……」 すると、話している二人の後方から全速力で迫る彼がいた。 「おぉーーい! 二人とも置いてかないでよ」 向こうから必死に走ってきた光太は息が切れて、はぁはぁ言っている。 「あ!?……忘れてた」 「……俺も」 「うわぁーん……最悪だぁ……もう、泣こうかな」 「嘘泣きすんなよ」 「ふん! グス…………」 「つーか、口半笑いなってるぞ」 麗次の鋭いセリフで暴かれた光太の嘘。 「チッ、バレた」 「ったくー」 いつものことだなと思い、あまり気にはせず歩きだす彼ら。 すると、グランドの真ん中辺りで 「ところで朝からの話の続きは?」 麗次が話を切り出した。 「ああ、実はさ……?」 あれ、目がかすむ? 頭が…… 「……うっ!?」 な、なんだ一体!? 目の前が……歪む! 「う! うわぁーーーー!?」 大きな閃光を目の当たりにし、一瞬意識を失う勇だった。
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