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どうしようどうしようどうしようどうしよう……絶対に今フラグ立っちゃったよね……で、こう言うんだ。
「ほぉ…私の笑顔を見破るとは…初対面で見破られるのは初めてですよ。…気に入りました」
そして絶対光にキスを…
王道くんが他人なら萌えられたけど、その王道くんが光となると話は別だっ!
だけど…どうやって助けよう?僕は力が弱いから…副会長になんて勝てないだろうし…
光は自分の危機回避能力が皆無に近いし…
だからといって目の前で恋人が他に人とキスするなんて絶対嫌だ!!
なんて考えている間にも、副会長は光に近づいていた。
副会長の手が光の頬を触る。
光は何か起きているのか理解できない、と言った風に、ピキンと固まっていた。
「ほぉ、私の笑顔を見破r「絶対ヤダヤダっ!光は僕だけのものなのに!」……え?」
どんっ!
僕は咄嗟に副会長を突き飛ばし、勢いに任せて唇を光の唇に押し付ける。
いわゆる、「キス」というやつだ。
「ん…っむぁっ…」
副会長にキスされる前に、先に光にキスしてやろう、という考えに至ったのだ。
僕ってば、さすが…
ファーストキスはロマンティックにって決めてたけど…まあ仕方がないよね。
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