第一ラウンド・腹黒副会長

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 光はというと、目をさらに見開き、顔を真っ赤にしていた。  光…可愛い…  僕は少し調子に乗って、舌を入れてみる。  途端、ぴくんと体を強張らせる光は、少し色っぽくて… 「んっ…ふぁ…」  名残惜しいけど、唇をはなす。  光はしばらく呆然とした後、 「むっ…夢亜、初めて…キス…」  と言って、さらに顔を真っ赤にする。  可愛い…本当に光は純情なんだね……  副会長なんかに光のファーストキス奪われなくて、本当に良かった…  僕は光をぎゅ、と抱きしめる。  どうだ、と突き飛ばされた副会長を振り返ると…  ドンっ! 「…え?」  僕は、副会長に突き飛ばされていた。
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