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「え……えぇっ!?」
「大丈夫、俺夢亜みたいに方向オンチじゃないからちゃんと叔父さんのところに行けるぞっ!!」
いや、そういうわけじゃないんだけどね…。
びくびくしながら後ろを向くと、あの副会長がにやにやしながらこちらに手を振っていた。追いかけてくる素振りをみせないので、僕は心底安心する。
ついでに一生会いたくないんだけど……。光は、渡さないんだからっ!
どこからどう見ても王道転校生の恋人をみて、僕はこっそりと溜息をついた。
(ああ、先が思いやられる…)
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