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「光かいっ!?ああ、久しぶりだねぇ…こんなに可愛らしくなって。今すぐにでも襲って喰べてしまいたいよ…」
ぎゅうううううううう
「ちょっ、おじさん!苦しいじゃねぇかッ!それにさっき電話したばかりだろっ!」
…今目の前で恋人が、とってもダンディーなおじ様に熱く抱きしめられています。
…べっ、別に、妬いてるわけじゃないからねっ!光の叔父さんだし、ちょっとスキンシップが激しいだけだと……ああでもやっぱり嫌だな☆
「み、光……」
「なに、夢亜!」
ほら、呼べばすぐに光は来てくれる。だから大丈夫!…多分。
「なんだい、君は。せっかくの光との時間を台無しにしてくれて…。無断で理事長室に入るのは禁じられているはずだろう?」
「いえ…その……」
「叔父さん、夢亜だよ!ずっと紹介したいって言ってた!俺の恋人!」
「……………へぇ」
………ひっ!部屋の室温が絶対零度になった気がする…!ってかめちゃくちゃ怖い!
理事長さんは、僕を値踏みするような視線で見て、そして鼻でハンッと笑った。
「この子が光の恋人なのかい…(この程度ならすぐにつぶせる」
副声音聞こえちゃったんですけど!!つぶせるってなんですか、つぶせるって!理事長さん、あんた絶対光のこと狙ってるでしょ!
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