はじまり…

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「こんな猫はもういらん!だから言っただろうが、猫なんて飼うもんじゃない!!」 「でもね、この子がどうしても飼いたいって言ったから。」 「こうなったら、捨てるぞ。」 ボクがめをさましたときは、しらないところだった。 ちいさなハコのなかだった。 そとはとってもさむくて。 まるまっても、ボクのからだはブルブルふるえがとまらなかったんだ。 それといたくて、いたくて。 ボクはだんだんねむくなってきた。 さいごにきこえたのは、やさしいこえだった。 それに温かかったんだ。
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