そして幻想へ

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「よ、妖怪…!?じゃ…じゃあ俺を食べたりなんかは…?」 恐る恐る訪ねる一平 「そうだなぁ…もしかしたら、食べてしまうかもしれないねぇ?」 と、狐女性は言うものの 「がお~!食べちゃうぞ~!」 両手を上げてそう言う猫少女、ライオンの真似をしているつもりなのだろうが、怖さは全く感じず、むしろ場が和んだ 「…えっと…」 一瞬の沈黙の後、言葉につまる一平 「…あれ?怖くなかったですか…?」 「…う、うん…あまり怖くなかったってヒィィィィッ!?」 狐耳の女性がものすごい形相でこちらを睨んでいたため思い切り悲鳴を上げた一平 「……よし…」 そしてその時小声で呟き、小さくガッツポーズした猫耳少女を誰も知らない
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