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「ゲッ!?冷華の奴もう来たのか!?」
何故か慌てた様子の一平
「いつもなら準備し終わってる時間だしね、とりあえず上がってもらう?」
「いや、止めとk「あ、冷華お姉ちゃんおはよ~」ってもう入ってんのかよ!?」
「…おはよう、夢美」
返事を待たずして、音もなく少女が居間に入っていた、その少女は短髪の黒髪で大人しそうな感じである
「…で…まだ準備出来てないんだ…?」
「…見ての通り、食事中だったよ」
表情をあまり変えずに問う少女…水月冷華に、こちらはムスッとした顔で一平は答えた
「…なんでそんなに不機嫌なの…?」
「家から冷華にいじられると思うと気が滅入るんだよ…」
「ふふっ…朝は一平弄りから始めないと気が済まないんだ…もう日課になっちゃったのかな…?」
「そんなのを日課にしないでくれよ…」
「嫌よ嫌よも好きのうち…?」
「どうなったらそうなる!?」
「仲が良いのはわかったから、早く出ないと冷華お姉ちゃんも遅刻しちゃうよ?」
「ゲッ!?ちょっと待て!今食べる!」
「悠長に話してるから…」
「誰のせいだ誰の!ごちそうさま!早く行くぞ冷華!」
「遅刻は嫌だからね…急ごう」
そうして慌ただしく二人は出て行った、ちなみに夢美の学校は家から近いので戸締まりなどは彼女の役目だ
この3人はいわゆる幼なじみと呼ばれる関係であり、毎朝このように一緒に登校する仲である
ちなみに夢美は中学生なのでもちろん二人とは別の学校に行っている
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